Ｊ１神戸の三浦淳寛監督（４７）が２２日、浦和戦（２３日・埼玉）を前にオンライン取材に応じ、コンディションの問題で開幕戦を欠場した元スペイン代表ＭＦアンドレス・イニエスタ（３７）の起用ついて「起用しようと思えば当然できるんですけど、連戦があるのでそのへんはしっかり考える必要はあると思います」と慎重な姿勢を示した。

　イニエスタがメンバー外となった１９日の開幕名古屋戦（豊田ス）で神戸は０－２で完敗した。試合後にイニエスタ欠場の理由を問われた三浦監督は「そんなにたいしたことではないんですけど、本人から話があってその中で今回はパスしようという話になりました」と説明していた。

　中３日で迎えるアウェー浦和戦。「コンディションは良くなってきている。１００％かといえば、まだ１００％ではないと思いますけど。状態は思ったほど悪くないというか、いい状態に近づいている」と指揮官。万全ではないものの、主将の状態は戻りつつあると説明した。

　ＡＣＬの関係で前倒しで開催される浦和戦は今季タイトルを狙うチームの激突とあり、重要な一戦となる。「浦和もものすごくいいチームですけど、我々もしっかりアウェーで今一番下の順位ですけども、ここからひとつひとつ上っていけるように何とかいい試合をしたい」と三浦監督。開幕戦を終えて得失点の関係から最下位タイでの発進となったが、２戦目からの巻き返しを誓った。