J1京都「現役大学生」FW木村勇大 ルヴァン杯柏戦でのJ初ゴールに意欲
特別指定選手としてJ1京都でプレーするFW木村勇大(20)=関学大3年=が21日、オンライン取材に応じ、ルヴァン杯・柏戦(23日・サンガS)でのJ初ゴールに意欲を見せた。
木村は来季の京都加入が内定しており、現在は特別指定選手としてJリーグへの出場が可能となっている。19日のJ1開幕戦・浦和戦(サンガS)では後半33分から投入され、Jリーグ初出場。京都12年ぶりのJ1勝利をピッチで味わった。「去年も何回か観戦で訪れていたんですけど、サポーターとピッチの距離がすごく近いですし、サポーターの応援もすごく熱い。実際にピッチに立って、浦和との試合はピッチの声も聞こえないぐらいの歓声で、今まで自分はそんな舞台に立ったことがなかったのですごい驚きでしたし、サポーターの声援はすごい力になりました。この舞台にもっと立ちたいなと思いました」と振り返る。
左サイドに入ったため、マッチアップした相手は浦和DF酒井宏樹。「試合に出ていきなり目の前にいて。最初はすごいオーラにちょっとびっくりしたんですけど、やるだけだったので。せっかく素晴らしい選手とできたので、そこは思い切ってやろうと」と日本代表相手につかんだ手応えもある。
チョウ貴裁監督は「まだ大学生ですけど、昨年の途中から強化指定になって、十分戦力としてやってくれるなという手応えもあった。大学とプロの練習の掛け持ちというのは日本独特の制度ですけど、その中で全国の大学生の見本となれるようなプレーをしてほしいし、そういうポテンシャルはあると見ています」と期待する。連戦で迎えるルヴァン杯初戦で再びチャンスがありそうだ。
184センチの体格を生かした万能型のストライカー。「特別指定という立場ではありますけど、このチームの一員だと思ってプレーしていますし、この舞台に立つ以上、結果というのが一番求められるポジション。そこは味方にも相手にも遠慮することなく、ゴールを目指して自分の特長を出したい」とJ初ゴールを誓った。