Jリーグは18日にJ1の川崎-FC東京で30年目のシーズンが開幕する。FC東京は17日、新たに選手3人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことを発表。15日までのトップチーム選手3人に加え、6人もの感染者が続出し、開幕前日に16歳GKを含むU-18選手3人を緊急登録した。アルベル・プッチ・オルトネダ監督(53)が同日、東京都内での練習後にオンライン取材に応じ、異常事態にも「自然体」を強調した。
開幕直前にコロナ禍に襲われ、苦難の幕開けとなる。15日までに3人が陽性判定を受け、この日発表された3選手と合わせ、計6選手が隔離中。アルベル監督は「どのチームにも起こり得ること。極端な状況と捉えずに自然体で臨みたい」と平常心を強調した。
現状チーム内に濃厚接触者はいない。練習は陰性が確認された選手のみで行われた。今季は在籍選手を多めに確保していたこともあり、指揮官は「危険な状態ではない。他にもいい選手がそろっている。開幕へ心配はない」とチームへの不安を必死に打ち消した。
危機的状況に陥り、FC東京U-18からGK小林将天(16)、DF土肥幹太(17)、DF東廉太(17)をトップチームへ登録(2種)する措置を取った。
また、全国高校選手権で青森山田を優勝に導いた注目のルーキーMF松木玖生(18)についても“緊急起用”する可能性を示唆。指揮官は「ベテラン、若手に関係なくリーグ戦でプレーする可能性がある」と、厳しい現状でのメンバー入りを否定しなかった。
リーグ戦で川崎との“多摩川クラシコ”は18年5月以降7戦(1分け6敗)勝利なし。チームの成熟度では上回られていることは認めつつ、「我々のプレースタイルを貫くと同時に勝負にこだわって勝ちを目指す」と指揮官。ピンチを乗り越え、王者から金星を目指す。