森保監督 左SBは中山先発でも「おかしくない」が長友奮起で「まだスタメンを張れる」

 日本代表の森保一監督(53)がW杯カタール大会アジア最終予選サウジアラビア戦(1日、埼玉スタジアム)の勝利から一夜明けた2日、オンライン取材に応じ、長友佑都(35)と中山雄太(24)の両サイドバック起用について考えの一端を明かした。

 森保監督は「中山雄太が先発で出てもおかしくないし、その見方があってもいい」としながらも、「長友が出ていて、無失点が続いているスタメンでもある」と強調。「(長友)佑都が流れを作ってくれて、経験の浅い選手が出て行くのは悪くない」と語った。中山と話したことを明かし、「これまでのゲームよりインテンシティー(強度)が上がり、スピードが変わった時にも、常に自分の方が上回っていると見せられるようにトライしてほしい。いい選手がいいプレーを続けていればチャンスは巡ってくる」と期待を込めた。

 中国戦の低調ぶりで批判を集めていた長友だったが、サウジアラビア戦では気迫のこもったプレーを随所に見せた。前半12分には敵陣深くで体を張り、後半5分の追加点にも絡んだ。試合後には「批判が僕の心に火をつけてくれた。改めて批判は自分にとって『ガソリン』として必要なものだと感じた」と表現。「今日、生きるか死ぬかだなと。今日できなければ代表に僕がいる意味はないなと思っていた。本当に魂込めて戦いましたし、自分でもびっくりするほど魂の叫びが聞こえていた」と振り返った。

 長友については「いつもスーパーポジティブで、何が起こってもポジティブに変換してエネルギーに変えられる素晴らしい選手。練習中も人一倍元気で、突き抜けたポジティブさをどんな状況でも変わらず出せるのはスーパーなところ」と人間性を高く評価。「彼の受け答えを見ていると、(批判も)全部自分の成長のエネルギーにしていくところは素晴らしくて、私自身も見習いたい」と語り、プレーについても「まだスタメンを張れるパフォーマンスを見せてくれていると昨日の試合で再確認できた。スタートから出る資格のある選手だということで使わせてもらった」と賛辞を惜しまなかった。

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