サッカーのW杯カタール大会アジア最終予選に臨む日本代表は24日、千葉市内で合宿を開始し、海外組の一部を含む18人が参加した。大迫勇也(31)=神戸=ら国内組は約1時間半、強度の高いメニューを消化。オンライン取材に応じた長友佑都(35)=FC東京=は、吉田麻也(33)=サンプドリア=と冨安健洋(23)=アーセナル=の主力センターバック(CB)不在という危機的状況にも「心配していない」と自信を示した。
日本が迎えた窮地にも、百戦錬磨のサイドバックは強気だった。「日本には良い選手がいる。代わりに出てもしっかり戦える選手がいる。心配していない」。長友は余裕に満ちた表情で言い切った。
森保監督の就任以降、吉田と冨安は44試合中19試合で先発CBとしてコンビを組んできた。最終予選では吉田は6試合、冨安は5試合に出場。B組最少タイ3失点の堅守を支えた主戦CBがそろって欠場するのは最終予選初の非常事態だが、長友は周囲の懸念を力強い言葉で一掃した。
代わってCBの軸となるのは、ドイツ1部シャルケで存在感を増す板倉か。代役候補の一人でもある植田は「誰が出ても問題ない」と意気込んだ。今回選出されたCBで唯一、最終予選を経験しているが、冨安が欠場した2021年9月のオマーン戦では敗戦につながる失点に絡み、「強さを出さなければいけなかった」と反省した。国内組の谷口は「自分のアピールは考えていない。代表チームが最優先。変な気負いも変な自信もない」と自然体で大一番に構える。
森保監督から強い信頼を寄せられる長友は「一人一人の心をつなげることができれば。試合に出ても出なくてもチームにプラスとなる存在でいたい」と重責を自認した。吉田からは「佑都、頼んだ」と託されたという。「期待に応えられるように頑張るしかない」と決意をにじませ、練習ではランニングの先頭を駆けた。守備の要を欠き、選手層の厚さを問われる連戦となる。