C大阪DF瀬古歩夢 グラスホッパーへの完全移籍基本合意「ずっと僕には桜の血が流れています」

 J1C大阪は18日、東京五輪代表DF瀬古歩夢(21)がスイス1部グラスホッパーに完全移籍することでクラブ間の基本合意に達しことを発表した。今後は現地でのメディカルチェック等を経て、正式契約が結ばれる。2025年6月までの3年半契約。瀬古はC大阪と2年間の契約延長を行ったばかりで、関係者によると、数億円規模の移籍金が発生するという。

 欧州初挑戦となる瀬古はクラブを通じ次のようにコメントした。

 「みなさん、突然ですがスイス1部のグラスホッパーに完全移籍することになりました。チームが始動し僕自身は今年もセレッソでプレーするという気持ちでしたが、海外からオファーをいただき、とても悩んだのですが海外移籍は小さい時からの夢だったので決断しました。クラブからは引き留めてもらいましたが、最終的には僕の挑戦したい、という夢を尊重してくれました。

 昨年苦しいシーズンを過ごした中、このタイミングでの移籍に背中を押して頂いたクラブには感謝しています。アカデミーから桜のユニフォームしか着たことのない僕にとっては凄く新鮮な気持ちとワクワクした気持ちがあります。アカデミーから11年間サッカー選手としても、人としても凄く大きな成長をさせてもらいました。今まで出会った監督、チームメイト、スタッフの皆さんにも、とても感謝しています。このセレッソ大阪というクラブの名に恥じないような活躍をしてきます。そして、パートナー様をはじめ、ファンサポーターの皆様、ハナサカクラブの皆様、このセレッソ大阪というクラブに関わる全ての皆様に感謝しています。今後の僕の活躍を皆さんに届けられるように頑張ります。ずっと僕には桜の血が流れています。 WE ARE CEREZO 瀬古歩夢」

 グラスホッパーは1886年創設でリーグ優勝27回を誇るスイスの名門。昨夏にはJ1広島からMF川辺駿を完全移籍で獲得した。イングランド・プレミアリーグのウルバーハンプトンとは提携関係にあり、5日には川辺が3年半契約でウルバーハンプトンに完全移籍し、今季終了までグラスホッパーに期限付き移籍することが発表されていた。

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