J1浦和が新体制会見 11番の松尾「自分自身に期待」
J1浦和が12日、オンラインで新体制発表を行った。昨季は就任1年目だったリカルド・ロドリゲス監督の下、6位と目標だったリーグ3位以内とはならなかったが、天皇杯では優勝を果たし、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。今季は新加入として13選手を獲得。横浜FCから移籍したMF松尾佑介は「自分の武器を最大限に出してチームに貢献したい」と意気込んだ。
松尾にとってユースまでを過ごした古巣への復帰となった。当時はトップチーム昇格がかなわず仙台大、横浜FCを経てたどりついた。「懐かしい感じもありますし、自分はトップチームで練習したたこともなかったので、自分がトップチームに入って何ができるのかということは自分自身も楽しみ。今年1年チャレンジしていきたい」と期待を膨らませた。
背番号もかつて下部組織時代に一緒に練習をしたこともあり、元日本代表で昨季に現役引退したFW田中達也などがつけてきた「11」に決まった。松尾はチームから「11番を空けて待っている」と言われていたことを明かし「期待を感じますし、僕自身もいいプレッシャーになると思う。楽しみです」と語った。
横浜FC時代の20年にはJ1で20試合7得点を挙げ、高い得点力も持ち味となっている。「自分のスピード、ドリブル、ゴールに向かう姿勢はJ1でも通用すると思っている。もう少しできるのではないかと自分自身に期待している。個人としては二桁得点」と自信を見せた。
浦和にとって2022年は、リーグ優勝を掲げる「3年計画」の最終年。西野努テクニカルダイレクターは「今年が結実の年。結果を出す年でJ1優勝が目標」と改めて宣言した。