「天皇杯・決勝、浦和2-1大分」(19日、国立競技場)
浦和が3大会ぶり史上最多タイの8度目の優勝。来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。初優勝を目指した大分は後半45分にMFペレイラ(24)の劇的なゴールで同点とする執念を見せたが、同48分、途中出場で今季限りで退団するDF槙野智章(34)に決勝ゴールを決められた。
2016年から指揮をとった片野坂知宏監督(50)は今季限りで退任がきまっている。有終の美とはならず、「んーーーー。やっぱり悔しいですね。率直に悔しい思いは、時間がたつにつれて感じています」と思いを吐露した。
準決勝川崎戦でも、終了間際に同点とし、PK戦の末に決勝進出を果たした。この日も終了間際の同点弾。だが、結果は逆になった。「先制されて厳しい展開であった中で何とか同点に追いつけたことが、またミラクルというか、そういうことが起こすことができるのかなと、選手が諦めずにやってくれたと信じられないところだった」と同点としたシーンを振り返り、「槙野君の運というか、そういうものを持っている選手なのかなと。悔やまれる敗戦でした。決勝戦で選手はどれだけ試合に入っていけるかなというところですが、試合に入っていけなかったことが痛かった。我々らしいところも出せたが結果に結びつけなくて残念です」と明かした。
準優勝で終えた天皇杯。最後は円陣を組んだ。
「6年間の思いを。この舞台を次の糧にしてほしい。この場にいることは財産になる。これを来季に生かして今回負けて悔しい思い、足りないところを生かす思いを忘れずに、こういう舞台にまた立てるように、J1に1年で復帰できるように気持ちを改めさせて奮起させて来季につなげるように話しました」。
6年間の指導の最後となる選手へのメッセージに、大分への思いを込めた。