イニエスタ“国内残留”宣言 主将の自覚、アジア王者へクラブ最優先 オミクロン株リスク考慮で

 J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)が今オフも母国スペインに一時帰国せず、日本にとどまり、来季に備える方針であることが8日、明らかになった。今季、神戸は3位となりアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。クラブが掲げるアジアNo.1への再挑戦に向け、主将は新型コロナ対策など万全を期して来季を迎える。

 イニエスタが“国内残留”を決めた。クラブ史上最高成績となる3位、ACL出場権獲得の目標を達成した神戸の主将は今季終了後すぐにスペインに帰国する予定だったが、今なお日本にとどまっている。

 ここに来て、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が世界規模で拡大。欧州での感染リスク、再来日する際の入国制限や隔離期間を考慮すると、今後状況が変わらなければ、家族ともども神戸にとどまることが得策ではないかと検討しているという。

 クラブは22年1月中旬を予定する始動日に間に合うのであれば、帰国などオフの過ごし方は本人に一任している。すでに帰国している外国籍選手もいる。

 イニエスタは20年のACLで負傷した右太もも手術のために同年末に帰国したが、術後はすぐに来日。今オフ、久々に母国で過ごす予定でいた。それでも主将としての立場を自覚し、来季を万全に迎えることを優先する考えだ。

 この日、自身のインスタグラムを更新。松葉づえでのリハビリからACL出場を決めて喜ぶ場面まで今季の印象的な写真をアップした。「個人的にも皆さんにとっても、特別なシーズンが終わりを迎えました。年初めは怪我からスタートし、復帰するため非常に苦しいリハビリ期間を過ごしました。そのおかげで再びピッチに戻ることができ、最高の感覚を再び味わうことができました」。神戸の主将は周囲への感謝をつづり、再びアジアの舞台に挑む来季への準備を進めている。

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