伊東純也が決勝点 2点目はVARで取り消し「最低限勝てたのでよかった」
「W杯アジア最終予選、ベトナム0-1日本」(11日、ハノイ)
日本のスピードスターが決勝点を押し込んだ。前半17分。大迫からのパスを受けた南野の左クロスにFW伊東純也(28)=ゲンク=が快足を飛ばし、体を投げ出して滑り込んだ。
「(南野)拓実からいいボールが来たので触るだけでした」。前線3枚の好連携から自らの武器を存分に生かした1点だった。
経由地ロシアで飛行機トラブルにより、合流が遅れるアクシデントに見舞われた。その中に含まれていた伊東だったが、影響を感じさせないプレーぶりだった。
同40分にはコーナーキックのクリアを拾うと、左サイドから高速ドリブルで持ち上がりシュート。右足でゴールネットを揺らしたが、オフサイドポジションで田中がボールに関与したとされ、VARの介入により追加点は取り消された。伊東は「もっと点を取れれば良かったけど最低限勝てたのでよかった」と振り返った。
「ホームでの借りがあるので勝ってつなげていきたい」。次戦のオマーン戦へ目を向けた。