名古屋・柿谷 古巣C大阪との決勝戦「僕個人の思いは捨ててタイトルを取りたい」

 「ルヴァン杯・決勝、名古屋-C大阪」(30日、埼玉スタジアム)

 Jリーグのルヴァン杯決勝は30日午後1時5分から埼玉スタジアムで行われる。4年ぶり2度目の優勝を目指すC大阪と、初の決勝進出となった名古屋は29日、試合会場で公式練習と会見に臨んだ。C大阪から今季名古屋に移籍した元日本代表FW柿谷曜一朗(31)は「僕個人の思いは捨てて名古屋グランパスの一員としてタイトルを取りたい気持ちしかないですし、本当にそれに尽きる」とチームの勝利に集中することを強調した。

 柿谷は4歳から過ごしたC大阪を離れ、今季名古屋に完全移籍。移籍初年度から思い入れ深い古巣とタイトルを懸けて争うことになった。「僕が育った場所でもありますし、名古屋に僕が来なかったらワクワクするこの経験はできなかった。すごく楽しみな一戦」と特別な一戦を語る。

 “前哨戦”となる27日の天皇杯準々決勝には先発したが、0-3で完敗。「水曜日の試合は3-0で負けましたが、アウェーゴールもないですし。今回の試合、チーム全員で全力でぶつかるだけだなと思います」と一発勝負のファイナルでの勝利を誓った。

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