C大阪・小菊新監督が所信表明「守備をハードワークできない選手は使わない」

 J1C大阪の小菊昭雄新監督(46)が27日、大阪ダービー・G大阪戦(28日・パナスタ)を翌日に控え、オンライン取材に応じた。レビー・クルピ監督(68)との契約解除にともない、26日にコーチから昇格した小菊監督は12位と低迷するチーム立て直しへの決意を語った。

 25日の湘南戦(ヨドコウ)で1-5と惨敗。翌26日に森島社長、梶野チーム統括部長からクルピ監督の契約解除を伝えられ、監督就任の打診を受けた。06年からC大阪トップチームでコーチを務めてきた小菊監督は「もうやるしかないと。クラブが困難な時ほど自分が立ち向かっていかないと、と思っていました。まさに今がそのタイミング」と決断への経緯を明かした。

 コーチとして10人以上の監督のもとで学んできた。「貴重な経験をどこかでチームに還元したいと思っていた」と明かす。「セレッソといえば攻撃的なサッカーが身上だと思います。ただ、私は守備をハードワークできない選手は使わない」。戦う集団に生まれ変わる覚悟を示した。

 初陣は敵地でのG大阪戦。その後もルヴァン杯準々決勝のG大阪2連戦があるため、就任早々、大阪ダービー3連戦に臨む。「私自身も育成(コーチ)の時から一番負けたくない相手。運命なのかなという気持ち。でもスタートを切るには最高の相手。すごくワクワクしています」と決戦を心待ちにした。

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