PSG加入決定的のメッシがフランス入り Tシャツに「PARIS」の文字

 スペイン1部バルセロナを退団し、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に加入することが決定的となっているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)が10日、フランス・パリに到着した。

 フランスのニュース専門局「BFMTV」によると、パリ郊外のル・ブルジェ空港に到着したメッシはPSGの代表的なスローガンである「Ici c’est PARIS(ここがパリだ)」の文字のが入った白いTシャツで姿を現し、大歓声を上げるサポーターに笑顔を手を振った。

 仏レキップ紙(電子版)によると、両者は既に合意に達しており、2023年6月末までの2年契約で1年間の延長オプションが付帯しているという。10日午後にもフランス・パリに到着し、メディカルチェックを受け、11日にはPSGの本拠地パルク・デ・プランスで入団会見を行うとしている。

 また、同紙はブラジル代表FWネイマール(29)が背番号10の譲渡を申し出たが、メッシは辞退し、バルセロナでトップチーム昇格時に背負った背番号30をつけると伝えている。スペイン紙「アス」(電子版)は30番か19番をつけると報じた。

 PSGにはブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWエムバペら世界的なスター選手が在籍し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で2季前に準優勝、昨季は4強入りした。国内リーグでは4連覇を逃して昨季2位だった。

 メッシは6月末にバルセロナとの契約が満了となっていた。クラブによると新たな契約を結ぶことで双方が合意に達していたが、リーグの財務規約に抵触するため正式契約に至らなかった。

 8日にはバルセロナの本拠地カンプ・ノウで退団会見を行い、「バルセロナに残りたかった。皆さんに別れを告げなければならないことは想像していなかった」などと号泣。PSGとの交渉については「それも可能性の一つ」と述べるにとどまっていた。

 メッシは13歳で下部組織に入団してからバルセロナ一筋でプレーしてきた。公式戦通算778試合で672得点を記録。4度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝に導くなど多くのタイトルをもたらした。昨夏に退団希望して去就が注目されたが、シーズン開幕前に翻意して残留していた。

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