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J1広島 3バック変更で得点効率が低下 1点取るのにシュート13・5本

 サンフレッチェ広島の試合は不安定だ。

 内容が悪いわけではない。3-4-2-1の形に変えて以降、6試合連続して被シュートは一桁。浦和戦以降は5試合連続してシュートは相手の2倍以上放ち、複数失点は1試合だけで平均失点も0・83点だ。

 普通に考えれば、6連勝してもおかしくない内容。なのに、結果は2勝3分1敗。特に前節は最下位の横浜FCを相手に痛恨の敗戦。自分たちのCK時による守備の判断ミスからの失点が目立つが、佐々木翔は「そもそも得点が取れていないことが重要」と語った。

 主将の言葉どおり、勝ち点を積み上げられない最大の要因は得点力だ。ただ、チャンスをつくっていないわけではない。この6試合での平均シュート数は13・5本で、この数字は川崎や横浜Mのリーグ戦平均シュート数を上回っている。ただ、問題は効率で、13・5本のシュートを打ってようやく1点にたどり着く。川崎は5・43本、横浜Mは6・85本、平均得点0・64点の横浜FCですら、11・2本で1点なのだ。

 3バックに変更前の広島は9・0本で1点を取っている。この時のシュート数平均は10・1本だから、広島は形を変更して以降、チャンスの数と得点効率が反比例してしまっている。

 シュートが増えているということは、相手陣内に侵入できている証。だがそうなると、相手は自陣でしっかりとブロックをつくり、スペースを消してくる。こじ開けるためには優れたストライカーが必要だが、現時点の広島にその存在がない。

 身体能力の高さで期待がかかるジュニオールサントスが覚醒すれば、問題は解決に向かうが、その時期はわからないし、ストライカーが彼1人でも心もとない。自陣に相手を引き込み、スペースをつくるやり方もあるが、そうなるとチャンスの数が減る。

 方法としてはチャンスの数とともに質を上げるしかないが、そのための有効な手法とは何か。中断期の練習は、好機の質・量を上げる試行錯誤の連続となる。(紫熊倶楽部・中野和也)

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