久保建英 五輪「世界驚かせる大会に」1次リーグで強豪と激突「対等以上の気持ちで」
東京五輪に出場するサッカー男子の日本代表は9日、静岡県内で合宿を行い、1時間弱の軽い調整をした。オンライン取材に応じたMF久保建英(20)=レアル・マドリード=は「世界を驚かせる大会にしたい」と意気込んだ。別調整だったFW前田大然(23)=横浜M=は全体練習に合流し、居残りでシュート練習などを行った。FW上田綺世(22)=鹿島=は引き続き別メニュー。疲労を考慮してDF中山雄太(24)=ズウォレ=と、この日に合流したMF相馬勇紀(24)=名古屋=は室内で汗を流した。
強気の表情だった。久保建は「(東京五輪で)勝つことで成長のアピールになる。日本サッカーの世界においてのアピールにもつながる。世界を驚かせるような大会にしたい」。高みを目指すからこそ野心を口にした。
大きな言葉を並べるだけの自信はある。ここまで6月のジャマイカ戦では得点を決めるなど徐々に調子を上げてきた。8日の練習試合では大学生相手とはいえ、2得点に絡む活躍で好調をキープ。予定していなかった練習試合ではあったが、「すごくポジティブだった」と振り返った。
「本大会が近づいてきたな」と気持ちも高ぶりつつある。それでも、12日に国際親善試合・ホンジュラス戦(ヨドコウ)を控え、「まずはそこの準備」と冷静に目の前の一戦を見据えた。
本大会では1次リーグで南アフリカ、メキシコ、フランスといった強豪と戦う。「びびったらおしまい。挑むというより対等以上の気持ちでやりたい」と久保建。結果で世界に日本の強さを証明する。