浦和が手続きミス エントリー資格ないGK鈴木を湘南戦に出場させる 柏戦は欠場
J1浦和が23日、GK鈴木彩艶が同日のJ1リーグ戦第19節の柏戦を欠場した理由が、クラブによるJリーグエントリーに必要な申請が行われていなかったからだったと発表した。また、20日の湘南戦は、エントリー資格がない状態で試合に出場させており、この点について謝罪した。
クラブからの経緯説明によると、経緯は以下の通り。
鈴木はU-24日本代表の活動のため、6月5日と12日に行われた国際親善試合のためにチームを離れていた。その期間、チームは定期的に実施しているJリーグ公式検査を行っており、代表活動のためこの公式検査が実施できなかった鈴木についてはJFA(日本サッカー協会)によるPCR検査の結果をもって、Jリーグエントリー資格認定委員会に申請し、エントリー資格の認定を受けなければならなかったが、この手続きを浦和が怠ってしまった。
鈴木はJFAのPCR検査で陰性判定を受けていた。
しかし、手続き上の理由で、23日の試合で本人は欠場せざるを得ない状況になった。浦和は「選手本人には瑕疵はなく、すべてクラブの不手際によるものです」と説明した。
また、20日のJ1リーグ第18節湘南戦に鈴木は出場しているが、この試合へのエントリー資格も同様の手続き上の不手際で得ていなかった。この件については、浦和はJリーグに報告し、今後詳しい調査と確認の上で、リーグとしての判断を受ける予定としている。
鈴木は27日の福岡戦に向けて、Jリーグエントリー資格認定委員会へ手続きを行う予定としている。