張本勲氏 「こんな弱いチームとやって参考になるのか」、U24ガーナ代表に
野球評論家の張本勲氏が6日、TBS系「サンデージャポン」にリモート出演し、5日に行われたサッカーU24国際親善試合で日本がガーナに6-0と大差で完勝したことに「こんな弱いチームとやって参考になるのか」と同じくリモート出演したスポーツジャーナリスト中西哲生氏に尋ねた。
番組には元阪神ヘッドコーチの片岡篤史氏(51)もリモート出演。中西氏と大学の同級生ということもあって話がはずむなか、張本氏が「サッカーファンとして聞きたいことがある」と割って入るように真剣に問いかけた。
張本氏は「アフリカの選手を想定してガーナとやった。40時間も旅をして。こんな弱いチームとやって参考になるのかと心配なんだよね」と質問。さらに「体格は日本の選手が平均180センチ、ガーナの選手は173センチ。こういうゲームをやって世界の強豪相手に五分でやっていけるのか」と疑問を投げた。
中西氏は「移動や環境、モチベーションでガーナ代表がどうだったかという部分はあるかもしれません」とした上で、「今、コロナ禍でマッチメークすら難しい状況です。という意味でアフリカのチームを呼べた。しかも東京五輪アフリカ予選の4位のチームを呼べたというのは非常に意義があったと思う。得点差は6-0だったが日本の内容は素晴らしかった。決して意味がないとは思いません」と述べた。また、オーバーエイジの3人、DF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航の3人を「素晴らしかった」「メダルをとれるチームにふさわしい」とたたえ、張本氏は「安心した」と笑みを浮かべた。