川崎・鬼木監督 歴代最速J1通算100勝 小林「自分のゴールで決めたかった」

 「明治安田生命J1、川崎2-1鹿島」(30日、等々力陸上競技場)

 川崎は後半ロスタイムに投入されたFW小林悠(33)が決勝ゴールを挙げて2-1で鹿島に競り勝った。鬼木達監督(47)が歴代最速でJ1通算100勝に到達。開幕から20試合負けなしはリーグ新記録で、昨季から25試合無敗となった。

 等々力劇場で金字塔が打ち立てられた。終了間際の後半49分に途中出場のFW小林が劇的な決勝弾。就任5年目の鬼木監督が歴代最速でJ1通算100勝を達成した。156試合目での到達はG大阪などを率いた西野朗氏の180試合を大幅に更新する快挙だった。

 後半48分から出場した小林が「オニさんの100勝目は絶対自分のゴールで決めたかった」と1分間で大仕事を果たした。ピッチに送り出した鬼木監督も「決めるべき人が決めてくれた」と殊勲のストライカーを称えた。

 節目の勝利は縁にも導かれていた。対戦相手の鹿島は鬼木監督がプロ生活をスタートさせた「自分の原点」と語るクラブで、敵将の相馬監督が川崎を率いた11、12年にはコーチとして支えていた。

 開幕からの無敗記録を20に伸ばし、J1新記録も更新した。川崎を常勝軍団に導いた指揮官は「1勝のために毎日選手と全力を尽くしてきた。自分の100勝はチーム、サポーターの100勝。監督が僕だっただけ」と控えめに快挙をかみしめた。川崎の独走はまだまだ止まらない。

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