J1徳島 今季新加入のDFカカが初ゴール ホームで湘南とドロー
「明治安田生命J1、徳島1-1湘南」(30日、ポカリスエットスタジアム)
13位の徳島が14位の湘南と引き分け、ホームで勝ち点1を積み上げた。
先制点は徳島。前半13分、コーナーキックのこぼれ球を拾ったMF岩尾憲(33)のクロスを、DFカカ(22)が頭で押し込んだ。今季新加入し、4月にチームに合流し、センターバックに定着しつつある22歳。リーグ戦初ゴールで攻撃でも存在感を見せ、試合後は「ホームで決められてうれしい」と笑顔を見せた。
しかし23分にはDFドゥシャン(32)のクリアミスから失点し同点に追いつかれた。攻撃の手を緩めることはなかったが、その後は中盤でボールを奪われることも多く、相手ゴールをこじ開けるには至らなかった。ダニエル・ポヤトス監督(42)は「苦戦した時間もあったが、支配した時間もあった」と前向き。一方、MF鈴木徳真(24)は「単純なミスで失点したことが引き分けの要因ではなく、1点取られてから取れなかったことが要因」と、攻撃面での課題を口にした。
9日の天皇杯2回戦をはさみ、次節は来月23日のFC東京戦。来日が遅れて戦術浸透のための十分な時間が取れていないポヤトス監督にとっては大きなチャンスでもある。自身の考えを選手にじっくりと伝え、勝利に一歩でも近づく。