イニエスタ「腕まくりの準備は大丈夫?」神戸ノエスタでワクチン接種シミュレーション

ワクチン大規模接種会場となったノエビアスタジアム神戸にはイニエスタの案内板も登場
ワクチン大規模接種会場となったノエビアスタジアム神戸ではシミュレーションが行われた
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 新型コロナワクチンの大規模接種会場となるJ1神戸の本拠地・ノエビアスタジアム神戸で27日、接種シミュレーションが行われた。医師3人、薬剤師約10人、看護師約30人らスタッフ約200人が対応。被接種者にはサポーターや地域住民など約100人が参加し、31日開始の本番を想定して行われた。

 同会場は神戸市や楽天グループ、ヴィッセル神戸などで運営。視察した神戸市の久元喜造市長は「楽天の三木谷会長からご提案があり、極めて短期間で実現した。安全かつスピーディーに進めていきたい」と話した。楽天の百野研太郎副社長はシミュレーションを終えて「点数をつけるなら95点ぐらい。滞留するところなどあったので安全を確認して30日までに改善していきたい。計画通り進んでいます」と語った。

 当初、神戸市では7月中に65歳以上の高齢者の接種が完了する予定でいたが、1日5000人の接種が可能になるこの会場が開設されることで計画は前倒しになる。高齢者の後には65歳未満に対しても大規模接種会場として継続する。

 年中無休のフル稼働を予定しており、J1神戸の試合開催日はワクチン接種エリアなど会場レイアウトが変更となる。試合のない日はロッカールームなど通常では関係者以外立ち入り禁止エリアも使われることもあり、サポーターにはその点も見逃せないところ。

 会場には「接種前の準備」と書かれたJ1神戸MFアンドレス・イニエスタ(37)の案内板も設置。左袖をまくったユニホーム姿のイニエスタが「腕まくりの準備は大丈夫?」と語りかけ、「ワクチン接種は利き腕と逆の腕にします」と呼びかけている。

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