パルチザン退団表明の浅野拓磨も日本代表選出 リストの所属は“空欄”

 日本サッカー協会が20日、浅野拓磨(26)を5月、6月に活動する日本代表のメンバーに選出したことを発表した。発表されたリストにある浅野の所属チームは空欄になっている。

 浅野は5月2日にセルビア1部のパルチザンからの退団を表明。クラブからの給与未払いなどを理由に挙げていたが、一方のパルチザンは「根拠なく契約違反」とする旨の声明を発表していた。

 浅野は現時点で日本に帰国しているという。反町康治技術委員長は「(浅野は)この代表に備えて、しっかり準備をしております。もちろん、報道にあるようなことも把握しておりますが、これはクラブマターでの話なので、我々としては代表には欠かせない選手という視点で選ばせてもらっているというふうに理解していただければなあと思っています」と説明。その上で「代表活動で呼ばれてからは全力でやっていただくことはしっかりと約束してもらうつもりではいますし、彼のパーソナリティを考えると、それは当たり前のこととしてやると思いますので、ある意味活躍してもらいたい1人いうふうに思っています」とした。

 今回、日本代表はW杯カタール大会のアジア2次予選として、5月28日にミャンマー戦に臨む。その後、キリンチャレンジカップとして6月3日にジャマイカ戦、同7日にW杯2次予選のタジキスタン戦、同11日にキリンチャレンジ杯のセルビア戦、同15日にW杯2次予選のキルギス戦と日程が続く。

 5月28日は全員が海外組で、U-24代表の年代も含まれる。6月にU-24代表と、A代表が別々に活動する形になる。

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