G大阪 宮本監督との契約解除 降格圏18位と低迷 当面は松波強化部長が監督兼務

 J1G大阪は14日、宮本恒靖監督(44)との契約を解除し、松波正信強化アカデミー部長(46)が当面の監督を兼務すると発表した。後任監督については決定次第発表する。

 昨季2位のG大阪は開幕10試合で1勝4分け5敗の降格圏の18位と低迷。開幕戦を終えた後に新型コロナウイルスの集団感染でチーム活動が停止するなど、思うようなチーム作りが進まなかった面もあるが、10試合でわずか3得点と得点力不足は深刻な事態。現在も2連敗中と上昇の気配が見えていなかった。

 G大阪の下部組織出身で現役時代は日本代表の主将を務めた宮本監督はG大阪U-23の監督だった18年7月にレビー・クルピ監督(現C大阪監督)の解任を受け、トップチームの監督に就任。残留争いにいたチームを破竹の9連勝に導くなど9位に引き上げてシーズンを終えた。19年は7位。昨年は守備を重視した戦いで2位となっていた。

 タイトル獲得を掲げた今季は攻撃的サッカーを指向し、FWレアンドロペレイラ、FWチアゴアウベス、MFウェリントンシウバ、MF朱世鍾など新外国人も補強。開幕前のキャンプから4-3-3の新布陣に取り組んだが、結果につながらなかった。

 暫定監督を務める松波はG大阪コーチ時代の12年3月にセホーン監督の解任を受け、監督に就任。このシーズンは序盤の出遅れを取り戻せず、クラブ初のJ2降格となった。クラブが初タイトルとなるリーグ初優勝を果たした05年に現役引退するまでG大阪一筋でプレーし“ミスター・ガンバ”とサポーターに愛された。

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