J1仙台が土壇場で王者川崎に追いつき価値あるドロー 手倉森監督「大きな自信になる」

後半終了間際、同点ゴールを決めた仙台・マルティノス(20)と喜ぶイレブン
後半終了間際、仙台・マルティノスに同点ゴールを許した川崎・GK丹野
後半終了間際、同点ゴールを決める仙台・マルティノス
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 「明治安田生命J1、川崎2-2仙台」(12日、等々力陸上競技場)

 今季まだ1勝の仙台が王者を相手に引き分けに持ち込み、敵地で勝ち点1を得た。開始3分で先制を許す苦しい展開だったが、粘り強く戦った。手倉森監督は「王者川崎から勝ち取った勝ち点1は大きな自信となる」と、かみしめた。

 0-1で迎えた後半29分、MF中原彰吾がこぼれ球を押し込み追いついた。追加点を許し、リードされた1-2の試合終了間際にFWマルティノスがミドルシュートで豪快に同点弾をたたき込んだ。

 守備に関しては、時間を追うごとに立て直した。手倉森監督は「立ち上がりの2分に失点を喰らった時には、食い下がるどころではないなと一瞬思いましたが、その後ピンチをしっかりしのいで前半食い下がってくれた」と最少失点で折り返せたことを引き分けにできた要因の一つに挙げた。その上で「いつもよりテンポの落ちたフロンターレのサッカーと、らしくないミスに助けられた部分もあります」と振り返った。

 「この後、ホームに帰ってルヴァンカップ含めた3連戦を(ホームの)ユアテックスタジアムでやれる。このフロンターレとの勝ち点1をお土産にユアテックスタジアムでサポーターとともに暴れる準備ができた」と指揮官。下位に低迷する仙台がこの勝ち点1を浮上のきっかけとする。

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