“浦和の田中達也”が10年ぶり弾 レジェンドと同姓同名、田中が古巣から移籍後初ゴール

後半、決勝ゴールを決める浦和・田中。GKポープ
後半、決勝ゴールを決める浦和・田中(奥左)。GKポープ
浦和・田中達也
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 「明治安田生命J1、浦和3-2大分」(25日、埼玉スタジアム)

 浦和がFW田中達也(28)の決勝ゴールで大分に逆転勝ちした。浦和は勝ち点17で8位に浮上。7連敗の大分は勝ち点5で18位のままとなった。

 浦和を今季初の逆転勝利に導いたのは今季新加入した田中だった。2-2で迎えた後半37分、左サイドバックにポジションを移していたMF明本考浩が送った左クロスがこぼれ、逆サイドから走り込んだ田中が左足で決勝点を押し込んだ。

 昨季まで1年半在籍した古巣大分から移籍後初ゴール。「成長させてもらったクラブで感謝しかない。ちょっと複雑だったが、個人として結果が求められていたので決められて良かった」と控えめに喜びを口にした。

 かつて浦和で輝きを放った“レジェンド”田中達也(現J2新潟)と同姓同名で、背番号11も継承した。“浦和の田中達也”がゴールを決めたのは11年8月6日の神戸戦(埼玉)以来約10年ぶりとなった。3月21日の川崎戦(埼玉)以降は欠場が続いていたが、リーグ戦5試合ぶりの出場で価値ある勝ち点3をたぐり寄せた。

 チームは今季序盤こそ出遅れたが、直近5試合は4勝1敗で8位まで順位を上げた。田中は「走るところが僕の特長。誰にも負けないように走って、ゴールやアシストで貢献できるよう頑張りたい」と力を込めた。

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