J1浦和 純損失約6億円で2度目の赤字 入場料収入約19億円減が響く 営業収入は約24億円減

 J1浦和は23日、2020年度決算で6億1200万円の当期純損失を計上したと発表した。赤字転落は2010年度以来2度目となる。

 新型コロナウイルスの影響によって、営業収入は過去最高の82億1800万円に達した19年度から24億4700万円減の57億7100万円となった。

 入場料収入は無観客試合や入場制限の影響で19年度から18億7700万円減の4億2300万円まで大幅に落ち込んだ。20年度の平均入場者数は7869人で19年度の3万4184人から大きく減少した。

 一方で広告料収入の減少は9100万円減に抑え込んだ。立花洋一社長はオンラインでの記者会見で親会社からの補填ではなく、「いろんなところからご支援をいただいた」とパートナー企業への感謝を口にした。

 コロナ禍は収束の見通しが立たず、今年度も厳しいクラブ経営が強いられる。立花社長は「費用の削減は聖域を設けず、黒字にもっていきたい」と力を込めた。

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