史上最多甲子園出場の龍谷大平安が敗退 ナイン号泣、相手の校歌斉唱中も立ち上がれず 18年から夏の甲子園遠ざかる 川口監督「最後粘り切れなかった」
「高校野球京都大会・準々決勝、鳥羽10-7龍谷大平安」(22日、わかさスタジアム京都)
史上最多の甲子園通算76度出場を誇る龍谷大平安が準々決勝で姿を消した。
2点リードで迎えた五回に流れを渡した。先発・中元天翔投手(3年)が1死一塁から適時二塁打を浴びて1点差に迫られると、さらに2死二塁から鳥羽の井上怜也外野手(3年)に同点適時打を浴びた。
続く2死二塁からも右前適時打を許して逆転されると、龍谷大平安はプロ注目右腕・川島謙心投手(3年)に交代。ただ、2死一、二塁から中前適時打を浴びるなど死球を絡めながら失点を重ねた。
八回に試合を振り出しに戻したが、その裏に川島が2死満塁から暴投で勝ち越し点を献上。帽子を取り、ぼうぜんとした表情を見せた。
勝敗が決すると、相手の校歌が流れる中でグラウンドに突っ伏して号泣。一人は過呼吸となった。
2024年以来の夏の京都大会4強入りは果たせず。春のセンバツには2023年に出場。夏の甲子園は2018年を最後に遠ざかっている。
試合後、元オリックス投手の川口知哉監督は「向こうのバッターが粘り強くきた。夏の一発勝負なので流れをつかんだ方が強い。八回、追いついたところでいい流れが来たのかと思ったけど、最後、粘り切れなかった」と試合を振り返った。夏に勝ち抜く難しさを問われると「当然、秋と春はやりたい野球はできた。夏独特のなんとも言えない勢いというんですかね、目に見えない力としてある。そういうところで踏ん張って勝ちきれるチームのが強いのかなと思いました」と話した。
川島は「1番をつけて…この大事な場面でふがいないピッチングをして自分のせいで負けたので…」と大粒の涙。3年間を振り返り「全員が自分を信じてこの大事な場面で送り出してもらった。期待に応えられなかったのが何よりも悔しい」と声を絞り出した。
