C大阪・大久保が2発 古巣相手に全盛期彷彿ミドル!J1最多得点更新

 「明治安田生命J1、川崎3-2C大阪」(3日、川崎市等々力陸上競技場)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場チームによる変則日程で、C大阪は開幕戦でゴールを奪ったFW大久保嘉人(38)が2得点を挙げる活躍を見せたが、2-3で川崎に逆転負けを喫した。FW三笘薫(23)が勝ち越しゴールを決めた。

 かつての“庭”でC大阪FW大久保が大暴れした。開始直後の5分、敵陣でパスを受けると右足を強振。「とりあえず枠内に打とうという気持ちで打ったら(ボールが)ブレたのでよかった」と20メートル超のミドルシュートを左隅に突き刺した。開幕戦からの2戦連発は川崎に所属していた2015年以来。ミドルシュートは3年連続得点王に輝いた川崎時代に得点を量産した得意パターンでもあった。

 大久保の勢いは止まらない。1-1の前半22分にはDF松田のクロスに反応。「GKとDFが被ってくれたので、その一瞬の隙を突いた」と左足で押し込み2点目を決めた。1試合2得点はFC東京時代の17年6月4日清水戦以来で、38歳267日での達成は日本人最年長記録。自身の持つJ1最多得点記録も188得点に伸ばした。

 6月には39歳を迎える老練なストライカーが古巣相手に全盛期を彷彿(ほうふつ)とさせた。「焦らず1試合1試合勝負の気持ちで」と語るが、前人未到の通算200得点も視野に入る。開幕から2戦3発。「ボールが集まるのが大きい。DFとの駆け引きで済んでいるので、そうなると自信はある」と好調の要因を分析した。

 関西へは単身赴任中で、この日は神奈川県内の自宅から家族を会場に招いていた。試合は逆転負けを喫したが、元気な姿を披露したことで「本当に良かった」と穏やかな笑みを浮かべた。

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