INAC神戸 エンゲルス監督契約解除 WEリーグ初代覇者目指し決断

 9月に開幕するサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」に参入するINAC神戸が22日、ゲルト・エンゲルス監督(63)の契約終了を発表した。後任には元監督で、11、12年のなでしこリーグを無敗で連覇した星川敬氏(44)が就任する。

 昨季就任したエンゲルス監督は夏場は苦戦したが、終盤に立て直して2年ぶりの2位に導いた。しかし初代WEリーグチャンピオンを目指すクラブはさらなる結果を求めて指揮官交代を決断。安本卓史社長は「勝利の可能性を上げようと思って。INACは今までの歴史から2位だと弱いと言われる。優勝しか許してもらえない」と説明した。クラブに初タイトルをもたらし、澤穂希らを擁して黄金期を築いた星川氏に、初代覇者を目指すWEリーグ元年を託す。

 エンゲルス監督はクラブを通じ、「別れはいつも残念なこと。みんなも、僕もWEリーグに向かって楽しみだった。2020年は複雑な年だったけど、INAC神戸ファミリーが団結しました。なにかあったら連絡してください。2021/22シーズンのWEリーグ頑張ってください。応援しています!」とコメントした。

 星川新監督もクラブを通じ「2021年はWEリーグ元年。そして東京五輪。そのような年に声を掛けてくださった意味と自分が期待されている事は理解しています。神戸から離れて8年、その間に欧州のチームで指導者として培った経験を活かして、またみんな(WE)で世界一を目指していきたいと思います」と決意を語った。

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