Ｊ１神戸の徳山大樹社長（３１）、三浦淳寛監督（４６）、ＭＦ山口蛍（３０）、ＤＦ酒井高徳（２９）らが１６日、神戸市中央区の神戸新聞社・デイリースポーツを訪問し、神戸新聞社の高士薫会長、高梨柳太郎社長らに今季の抱負を語った。昨年１２月に右大腿直筋近位部腱断裂の手術を行った主将のＭＦアンドレス・イニエスタ（３６）の復帰が４月以降となる見通しを示した上で、アジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）出場権獲得を目指す。

　昨年９月に就任した三浦監督はシーズン最初から指揮する今季を「ＡＣＬ出場権獲得へ向けて私自身、言い訳のきかない年」と覚悟を示した。イニエスタの復帰時期について、徳山社長は「来月は厳しいかなというところ」と示唆。開幕は大黒柱不在で迎える。

　再びアジアの舞台で戦うことを目標に置く。酒井は「ＡＣＬが最善を尽くした中でいい形で終わったので、今シーズンに反映させたい」と力を込める。副将の山口は「一人一人がレベルアップを重ねられれば、もっといいチームになる」と成長への手応えを語った。