浦和MF柏木が移籍へ【コメント全文】「沖縄の皆さまに対して多大なるご迷惑を」

 J1浦和は16日、沖縄県でのキャンプ中にチーム規律を破って外食をし、クラブ内で厳重注意と罰金の処分を受けていたMF柏木陽介について、他クラブへ移籍する方針で調整していくと発表した。オンライン形式で記者会見に臨んだ戸苅淳フットボール本部長が、柏木のコメントを代読した。

 柏木のコメントは以下の通り。

 「この度は私の軽率な行動によって、ファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さま、選手・クラブ・Jリーグ関係者の皆さま、そして何より、緊急事態宣言下において、キャンプの実施を受け入れてくださった沖縄の皆さまに対して多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くおわび申し上げます」

 (続けて)「多くのサポートをいただいている中で、キャンプやJリーグが開催できているという自覚が足りず、このような行動に至ったことを深く反省しております。また、規律違反によって、新シーズンの始動後のチームにも迷惑をかけてしまいました。重ねておわび申し上げます。この度はまことに申し訳ありませんでした」

 移籍は、柏木側と、クラブの双方による話し合いの結論としている。契約解除ではなく、移籍先が決まるまでは浦和の所属となる。戸苅本部長はトレーニング環境を含めて「サポートをしていきます」と説明している。

 柏木はキャンプ中の4日午後4~6時ごろに、FW杉本健勇と飲食店を貸し切りにして外食をした。Jリーグのプロトコルで外出・外食を控えるように呼びかけられていることにのっとり、クラブは近隣のコンビニエンスストア以外の外出や、外食について禁止していた。

 なお、戸苅本部長と、土田尚史スポーツダイレクター、西野努テクニカルダイレクターの3人にチーム管理の不行き届きを理由に厳重注意処分が下されたことも、発表された。

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