近大は２日、サッカー部において部員が大麻使用した件で、学内での調査を終えて処分が決定したと発表した。サッカー部員１人を退学処分、７人を停学処分、１人を厳重注意とし、サッカー部については無期限活動停止。監督に退任勧告、部長、コーチ２人を譴（けん）責処分とした。

　大麻使用は昨年１０月に発覚。当初は５人が使用を認めたが、学内で調査チームを発足させ、詳細な調査をした結果、９人の処分に至った。

　また、大麻使用を認めたサッカー部員の知人である部外の学生３人の大麻使用も明らかになり、１人を停学処分、２人を厳重注意とした。

　近大は公式ホームページで「本学では、違法薬物に関してこれまで様々な機会を通して学生に注意喚起を行ってきましたが、今回このような事態が起きてしまったことは極めて遺憾であり、責任を痛感しています。本学としては、学生の薬物乱用については今後も厳しい姿勢で臨むとともに、学生に対してコンプライアンス遵守のための研修を実施するなど、全学をあげて再発防止に取り組んでまいります」と謝罪し、再発防止に努めていく。