青森山田が王座奪還狙う決勝へ ハットのMF安斎「舞台に立てたことはよかった」

前半、先制のゴールを決めた青森山田・安斎颯馬=埼玉スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「全国高校サッカー選手権・準決勝、青森山田5-0矢板中央」(9日、埼玉スタジアム)

 前回準優勝の青森山田(青森)が3年連続となる決勝進出を決めた。MF安斎颯馬がハットトリックの活躍を見せるなど、得点を重ねた。

 安斎は前半16分に左サイドで後方からのパスに抜けだし、エリア内で左足シュート。逆サイドネットへ決めた。

 さらに、同35分には、ロングスローからの攻撃で、こぼれ球を右サイドからボレーでたたきこんだ。4-0と優位に立った後半29分には、右サイドからのクロスをダイレクトで蹴り込み、ハットトリックを完成させた。

 試合後は、「王座奪還を目指してやってきたんですけど、まずはその決勝の舞台に立たないと意味が無いので、今日の準決勝に気を引き締めて挑んで、王座を取り戻す舞台に立てたことはよかったなと思っています」と11日の山梨学院との決勝戦へ、意欲を燃やした。

 右利きで、幼いころは左足は得意ではなかったという。体格や身体能力で戦うタイプではないという思いから、小学校年代で「すごい練習して」、両足の技術を磨いたという。

 高校年代では選手権のような“一発勝負(ノックアウト方式)”の大会以外に、リーグ戦が行われている。今年度は新型コロナウイルスの影響で、本来出場する東日本の「U-18プレミアリーグEAST」が開催されず、東北地方に限った「スーパープリンスリーグ2020東北」に臨み優勝(決勝戦は青森山田のファーストチームと、セカンドチームの対戦になったことも話題になった)。安斎は13得点で得点王になった。

 「そこで自信を持てるようになった結果、選手権でも結果を残すことができたので。そこのプリンスリーグが自分にとって大きかったなと思います」

 新型コロナウイルスで従来通りの活動ができなかった高校最後の1年。その中で成長した自分を、決勝戦でもぶつける。

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