山辺 飲酒問題に主将「ピッチ外のことがピッチ内に入ってくることを改めて感じた」

 初戦敗退に終わり肩を落とす山辺イレブン(撮影・堀内翔)
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 「全国高校サッカー選手権・1回戦、関東第一4-0山辺」(31日、ゼットエーオリプリスタジアム)

 山辺は初出場で初勝利とはならなかった。序盤から押し込まれ防戦一方となった。前半こそ無失点にしのいだが、後半4分、6分と立て続けに失点し、崩れた。

 山辺高サッカー部は、9月に2年生部員10人が寮内で飲酒していたことが12月に発覚。選手権への参加を辞退せず、飲酒した部員10人のうち8人は特別指導を行ったとして出場することを決め、初戦に臨んでいた。

 1年生ながら主将のFW太田凱翔は試合後に「試合が始まる前、大会期間中にピッチ外でこの(飲酒問題)ようなことが起きて、やはりピッチ外のことがすべてピッチ内に入ってくることを改めて感じた」と痛感した。

 そして「試合の方はみんなで最初から1回崩壊したチームがもう1回一つになって戦えるんだぞっというのを世間のみなさまに見直してもらえるようなサッカーをしたい思いでやっていたが、本当に力の差を改めて感じた」と悔やんだ。

 先発メンバーは1年生5人、2年生5人、3年生1人と若さはあったが、最後まで主導権を握られた。予選を全試合複数得点で勝ち上がった攻撃陣もシュートまで持っていけなかった。

 主将は「幸い僕は1年生なので、来年、再来年も同じピッチに戻って来て、ピッチに落とした落とし物をまた来年拾いたい」とこの舞台に戻ることを誓った。

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