イニエスタ8強弾!クラブ初の快挙導くも…右太もも痛め不安残す 神戸アジア制覇へ前進

 前半、先制ゴールを決めイレブンに祝福される神戸・イニエスタ(c)VISSEL KOBE
 前半、先制ゴールを決めるイニエスタ(c)VISSEL KOBE
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 「アジアCL・決勝トーナメント1回戦、神戸2-0上海上港」(7日、ドーハ)

 東地区の決勝トーナメント1回戦が行われ、初出場で1次リーグG組を1位通過した神戸は、MFアンドレス・イニエスタ(36)、FWに入った西大伍(33)のゴールでH組2位の上海上港(中国)に2-0で勝ち、準々決勝に進んだ。8日に組み合わせ抽選が行われ、10日に4強入りを懸けて準々決勝を戦う。

 歴史的な1勝を手にした神戸が、クラブ史上初のACL8強に進んだ。立役者は紛れもなくMFイニエスタだった。前半31分、MF山口の縦パスをペナルティーエリア手前で受けると、繊細なタッチのドリブルで相手DFの間を割り、左足でGKの脇を抜いた。「神戸には意欲とクオリティーがある」とACL制覇に意欲を燃やしてた背番号8が、25日の広州恒大(中国)戦以来となるACL通算2得点目を決めた。

 別格の輝きを放ったイニエスタだが、センターサークル付近からロングシュートを狙った際に右太ももを痛め、後半22分にピッチを去った。試合後、三浦監督は「イニエスタの脚の状況は心配」と表情を曇らせ、中2日で迎える10日の準々決勝に不安も残した。

 追加点は“ロマン”の男が決めた。後半5分、古橋のクロスに飛び込んだのは右FWに入った西だった。右足をいっぱいに伸ばし、ゴールにねじ込んだ。右隅に流し込んだ。鹿島時代の18年にACL制覇を経験。前日会見で勝ち上がる秘訣(ひけつ)を問われ「気持ちと運とロマン」と語っていた33歳のベテランが、神戸の勝利を決定付けた。

 三浦監督は「選手たちが気持ちの入ったプレーをしてくれた。神戸から応援してくれたサポーターの気持ちが選手に届いた」と喜びに浸った。準々決勝の対戦相手は8日の組み合わせ抽選で決まる。過去4大会の決勝トーナメントで上海上港を倒して勝ち上がったチームは全て決勝に進出しているという心強いジンクスもある。今季最大の目標に掲げたACL制覇まであと3勝。アジアの頂点まで駆け上がる。

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