J2徳島大勝で首位キープ 浦和がロドリゲス監督に接触も「気にすることはなかった」
「明治安田生命J2、徳島3-0町田」(25日、ポカリスエットスタジアム)
首位を走る徳島が、その攻撃力を存分に発揮し、町田に大勝。首位をがっちり守った。
試合を通じて前からの積極的なプレスをかけ続け、前半終了間際、町田に退場者が出たこともあり、0-0で折り返すと、後半は数的優位な状態の中で試合を制圧した。
後半9分にDF岸本がフリーキックを頭でたたきつけて先制すると、4分後にはMF西谷が鮮やかなボレーシュートでゴールネットを揺らした。ロスタイムには途中出場のFW河田がダメ押しゴール。今季初得点を決めた岸本は「(得点の感覚を)忘れていました。時間が止まりました」と、笑顔で振り返った。
前節京都戦は敵地で敗れ、連勝が5でストップ。2位・福岡、3位・長崎との勝ち点差が縮まる中で、連敗だけは避けたい試合だった。ロドリゲス監督は「選手たちは敗戦を引きずることなく頑張ってくれた。その頑張りに満足している」と、ピッチで躍動した選手をたたえた。
この日、J1浦和からロドリゲス監督へ監督就任のオファーが届いていることが明らかになったが、西谷は「気にすることはなかった。僕たちの目的は明確なので、目の前に集中していた」と、影響がなかったことを迷いなく語った。
福岡、長崎がともに引き分け、勝ち点差はそれぞれ4と7に広がった。リーグ戦は残り6試合。頭一つ抜け出たが、悲願のJ1へ負けられない戦いが続く。