新型コロナ影響の鹿島・ザーゴ監督「みんな不安だったと思う」選手の奮闘たたえる
「明治安田生命J1、鹿島1-1川崎」(14日、カシマサッカースタジアム)
新型コロナウイルスの陽性者1人と、その濃厚接触者6人の合計7人が試合に出られなかった鹿島のザーゴ監督が、川崎戦への影響などについてウェブ会見で語った。
「昨夜から、このことが起きてしまって。早朝に起きなくてはいけなくて、検査をしなくてはいけないということは、みんな不安だったと思う」と話した指揮官は、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたDF永戸勝也について、「永戸選手はかかりたくてかかったわけではない。こういうご時世なので、感染対策を万全にとりながらこうなってしまうのは、非情に難しい世の中になっているというか、社会情勢というところだなと」と、永戸の心中を思いやった。
永戸は今季22試合に出場。濃厚接触者に判定された選手のうち、DF町田は18試合、MF荒木は24試合に出場するなど、主力メンバーも含まれている。「準備するところでは、どたばたしてしまった。選手たちも寝不足という状況だっただろうし」と、影響があったことは否定しなかったザーゴ監督だったが、「出場したかわりの選手たちが、このグループのすごさというものをピッチで示したと思う。悪条件や、緊急の条件でも、しっかりと表現する部分、体現する部分を示したことは選手たちを称えないといけないと思っている」と、首位を独走する川崎相手に、最後まで戦い抜いたことを称えていた。
試合は前半に、川崎の脇坂にボールカットからカウンターで持ち込まれ、先制点を献上したものの、後半にエベラウドが押し込んで同点に追いついた。