Jリーグまた不祥事…G大阪・アデミウソンが酒気帯び運転 練習に向かう途中車と接触

 Jリーグ選手による不祥事の連鎖が止まらない。J1のG大阪は26日、FWアデミウソン(26)が道交法違反(酒気帯び運転など)の疑いで大阪府警から任意捜査を受けたと発表した。パナソニックスタジアム吹田で記者会見を開いた小野忠史社長は「全ての方に心よりおわび申し上げます」と謝罪を述べた。

 アデミウソンは自身が決勝点を挙げた24日の柏戦(パナスタ)を終え、大阪・ミナミのバーやクラブで25日早朝まで飲酒、食事をしたという。その後、自家用車で練習へ向かう途中に高速道路で車と接触。本人は接触に気付かず、そのまま練習に参加したが、練習後に警察から任意同行を求められ、検査で基準値を超えるアルコールが検出された。具体的な飲酒量や飲食店から直接練習に向かったかなどについて、小野社長は「捜査の途中なので回答は差し控えたい」と繰り返した。

 早朝まで飲食し、酒気帯び運転で練習に向かうというプロ選手以前の行為。Jリーグでは9月にJ2新潟で外国人選手が酒気帯び運転を起こし、書類送検を受けて今月19日に契約解除となっている。G大阪はアデミウソンを謹慎処分とし、捜査終了後に改めて処分を決定する方針だが、警察の処分が下れば契約解除は免れない。

 9戦無敗で2位タイに浮上したチームを揺るがす不祥事。小野社長は「2度と起こらないように再発防止に取り組んでいく」と険しい表情で語った。

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