C大阪・MF坂元達裕が止まらない 圧巻の切れ味で右サイドから2得点演出
「明治安田生命J1、C大阪3-0浦和」(5日、ヤンマースタジアム長居)
C大阪がFW都倉賢(34)の今季初ゴールやFW藤尾翔大(19)のJ1初出場初得点などで浦和を下し、今季2度目の3連勝を飾った。
今季J2山形から加入したMF坂元達裕(23)が切れ味鋭い仕掛けで2得点を演出した。後半3分にMF清武弘嗣(30)が右サイドへ大きく展開。浦和DF山中亮輔(27)と一対一となった坂元は内へ切れ込むと見せかけ、柔らかな浮き球を送って都倉の先制点をアシストした。
坂元は止まらない。後半29分、再び右サイドで山中と対峙(たいじ)すると、今度は懐の深い切り返しで山中を置き去りにしてペナルティーエリア内に侵入。浦和DFトーマス・デン(23)のオウンゴールを誘発した。
坂元が右サイドに張り、意図的に相手と一対一の状況を作り出すバスケットボールのアイソレーションのような戦術は、今季のC大阪の鉄板の攻撃パターンで数多くの得点機を演出してきた。都倉も「(坂元)タツが相手と一対一になると、何かしら仕事をしてくれる」と絶大な信頼を寄せた。