メッシ残留もバルサ会長を痛烈批判「小手先」とインタビューに

 サッカーアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが所属のバルセロナ(スペイン)に対し退団の意思を示したのちに考えを改めて残留することになった。それでもクラブ幹部、特にジョセップ・マリア・バルトメウ会長に対しては拭えきれない不信感があるとしている。サッカー専門サイト「ゴール」(Goal.com)との独占インタビューで話した。

 メッシは退団の意思をクラブに伝えたことについて「ここで現役引退までやりたいと思っていたが、それはバルセロナにタイトルをもたらす勝利を掴むためのプロジェクトがあってのこと。実際には長い間プロジェクトも何もなく(お手玉のような)小手先のことをやっていて、起こることの穴埋めをしている」と、バルセロナにはここ数年方針や計画的な取り組みといったものがないとしている。

 内容証明付きの郵便でクラブに対し退団の意思を伝えたことについては「何らかの形で公式にやるための方法だった。新しい挑戦のため僕は一年を通して会長に出ていきたいと伝えていたが『今度話をしよう、今は別の件がある』っていつも言っていた」と、選手の意思をやり過ごすのに終始していたと言う。

 自身の主張を翻し20年続けているチームでのプレー継続によりモチベーションの維持が難しくなることも考えられるが、バルサでの新シーズンについてメッシは「いつものこと。全ての目標に向けて戦うため全力を尽くし、難しい状態を過ごしている人たちに捧げるものがあればと思っている。僕が悪い時期を過ごしたと言ったけど、ウイルスで本当にひどい目にあった人たちと比べたらそれは偽善。できることならそういった人たちに勝利を捧げ、ウイルスを乗り越えていつもの状態に戻れればと思っている」としている。

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