C大阪・高卒ルーキー西川がプロ初ゴール 「まだ1点」さらなる成長誓う
「明治安田生命J1、柏1-3C大阪」(15日、三協フロンテア柏スタジアム)
さまざまな感情が交錯した。2-0の後半42分、途中出場の高卒新人MF西川が待望のプロ初ゴールを決めて勝利を決定づけた。「うれしい気持ちが一番大きい」と率直に振り返った18歳だが、頭をよぎるのは喜びだけではなかった。
プロ1年目の今季は苦難のシーズンを送っている。公式戦再開前日に左太腿を負傷し、約1カ月間の離脱を強いられた。右MFの定位置にはMF坂元が立ちはだかり、リーグ戦では初出場だった。悔しさを押し殺し「少ないチャンスで結果を残す」と言い聞かせ、ゴールを呼び込んだ。
一部フランスメディアから仏1部の名門リールへの移籍間近と報じられたが、C大阪に対して正式なオファーは届いていない。「まだ1点。これからも活躍したい」とさらなる成長を誓った。