ボタフォゴ・本田圭佑、デビューも不発 主将として仲間鼓舞するもリズムつかめず
「ブラジル全国選手権、ブラガンチーノ1-1ボタフォゴ」(12日、ブラガンサ)
ボタフォゴのMF本田圭佑(34)はチームの今季初戦となるアウェーのブラガンチーノ戦でデビューし、1-1の後半32分までプレーした。試合はそのまま引き分けた。主将の本田は中盤でボールを集めたが攻め込む場面は少なかった。リオデジャネイロ州選手権では3月に初出場し、PKでゴールも決めている。
本田は中盤の低い位置でプレーし、後方からの組み立てを試みた。だが前線に受け手が見つからず、横や後ろへのパスが多かった。後半途中に交代で退くまでリズムがつかめず、アウトゥオリ監督は「彼はブラジルのサッカーを学んでいるところだ」と淡々と話した。「伝統のチームで外国人の自分が任されるのは誇りだ」という主将として仲間を鼓舞する姿は頼もしかったが、得点機の演出でチームを盛り上げてこそ本田。次戦は本領発揮できるか。