川崎8連勝!クラブ記録更新 ルーキー三笘が2戦連発「結果出さないと…常に危機感」
「明治安田生命J1、川崎2-0大分」(8日、等々力陸上競技場
首位の川崎は前半5分にFW三笘薫(23)が先制ゴールを決めるなど、2-0で大分を下し、8連勝で勝ち点を25に伸ばした。
圧倒的というより安定感のある強さ、というのが適切か。川崎が盤石の試合運びで2-0で勝利。首位をがっちりとキープした。
互いにボールを保持するスタイルを志向するチーム同士。だからこそ、地力の差が出る。前半5分に左サイドに入ったFW三笘が右足で先制弾。「ミスキックだが、GKの逆をつけた」と振り返る一撃で主導権を握った。
過密日程でメンバーを入れ替えながらも、強さに揺るぎはない。再開後は公式戦全勝という結果を支えるのは、チームにおける競争の質の高さだ。公式戦2戦連発の三笘も「毎試合結果を出さないと出場機会はないと思っている。常に危機感がある」と口にする。鬼木監督はMF家長、DF山根ら今季の主軸を休ませることをいとわず、「一戦必勝」というスタンスの中での総力戦にこだわる。
指揮官自身も「欲を言えば3点目を取れればというところもあった」と目線は下げない。2年ぶりのJ1優勝へ。自らに求めるレベルはどこよりも高い。