Jリーグに観客帰ってきた!J2熱戦、雨でも約2千人来場、決定機思わず大歓声
「明治安田生命J2、岡山0-2北九州」(10日、シティライトスタジアム)
新型コロナウイルスの影響で公式戦再開後も無観客開催が続いていたが、この日から観客を入れて行われ、今季J3から復帰した北九州が岡山を2-0で破った。北九州は2連勝で勝ち点6。岡山は初黒星で同5。座席は左右約1メートル以上の間隔を空けるなど感染予防策が徹底された。11日からはJ1でも観客を入れて開催される。
Jリーグにサポーターが帰ってきた。新型コロナウイルスの影響で公式戦再開後も無観客開催が続いていたが、この日から観客動員が解禁され、2294人が来場した。
岡山の本拠地シティライトスタジアムでは雨の中、開門を待つサポーターが距離を空けながら行列をつくり、岡山市在住でサポーター歴12年目という主婦は「やっぱりうれしい」と目を輝かせた。
政府指針では観客の上限は5000人だが、岡山は4000人に設定。フードの当日販売を行わないなど、Jリーグのガイドラインよりも厳しい制限で臨んだ。広報担当者は「とにかく安心、安全に運営しなければ」と細心の注意を払った。
試合では応援行為が禁止されているため、サポーターは大きな拍手で選手を後押し。岡山の決定機では思わず歓声やどよめきも漏れた。「気持ちの高ぶりがあった。思いが伝わった」と語ったDF浜田だが、初黒星に「結果で示したかったが残念」と頭を下げた。
平日開催と雨が重なり新型コロナの影響もあって、想定ほど客足は伸びなかったが、サポーターの一喜一憂がスタジアムに彩りを添えた。