浦和・西川 無観客試合でも…「2014年とは全く違う」埼スタでの再開に感極まる

 試合後、場内を一周する浦和イレブン(撮影・西岡正)
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 「明治安田生命J1、浦和0-0横浜M」(4日、埼玉スタジアム)

 浦和はホームで昨季王者の横浜Mとスコアレスドロー。後半ロスタイムには元日本代表GK西川周作(34)がビッグセーブを連発してピンチを救い、執念で勝ち点1を手にした。

 スコアレスで突入した後半ロスタイム。途中出場の横浜M・FWエジガルジュニオがエリア内でキープしながらシュートを放つ。ボールは守備陣に当たり、コースが変わり枠に向かったが、西川が超人的な反応ではじき出す。「ロスタイムに入る時間帯は一番集中しないといけないイメージで入った。ワンピンチあるなと。止めた瞬間は『無』気づいたら止めていた感じ」。失点すれば敗戦が決定的な時間帯で主将がレッズを救った。

 リモートマッチでも可能な限りサポーターの力を届けられるような環境を作った。ボランティアスタッフ、クラブスタッフ、後援会員、アカデミーコーチにより客席に6万枚のビニールを装飾。赤、黒、白のレッズカラーでスタジアムを埋め、サポーターが集うゴール裏には優勝チームに贈られるシャーレの巨大装飾を施した。

 「自分たちがこの日を迎えるに当たって、クラブスタッフがサポーターのバトンをしっかり受け継いでくれた」と西川は感謝する。試合後に中継したDAZNのインタビューを受けた際には、感極まり言葉に詰まる場面もあった。

 浦和は14年にサポーターが人種差別を想起させる横断幕を設置したことで、3月23日にホームでの清水戦を無観客試合とする制裁を受けた。西川は「僕は2014年の無観客試合を経験している。(スタジアムの雰囲気は)今回まったく違う。この感謝の気持ちをこれからも持ち続けながらプレーしていきたい」と誓った。

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