JFA田嶋会長が退院で声明文 志村さんにも言及「言葉では説明できない気持ち」

 新型コロナウイルスに感染したため入院していた日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が2日、退院した。協会を通じて発表したステイトメント(声明文)には、同じウイルスが原因で亡くなった志村けんさんについても言及し、「この病気は本当に恐ろしい」との思いをあらためてつづった。

 3期目となる再選を果たしたことへの挨拶や、JFAとしての感染対策や各クラブへの支援策についてまとめた後、新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した志村さんについて触れた。

 「入院中に志村けんさんの訃報を聞きました。同じ病気に感染した者として、言葉では説明できない気持ちになりました。この病気は本当に恐ろしいものだと思います」

 率直な思いをつづった上で、欧州でプレーする選手からの、新型コロナウイルスの脅威を伝える動画に対し、「イタリアやスペイン、イギリス、ドイツ等で身近な人達が感染していく姿を観ているだけに、緊迫感がありました。本当に有難いことです」と感謝した。

 あらためて「誰でも感染する、誰でもが危機的状況に陥る可能性があるということです。これを老若男女全ての人々に伝えていかなければなりません」と決意を新たにした。

 その他、政府や医療関係者への感謝をあらためて表し、医療従事者へのいわれのない偏見をなくさなければならないことや、世界各国が1カ月前とは全く違う状況になってしまったことなどにも触れ、「JFAも批判を恐れずに多くのことを決定していく必要があります。我々の責務は、再び日本中で老若男女が笑顔で安心して安全にサッカーを楽しめるようにすることです」など、決意を新たにした。

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