神戸 山口蛍の欠場で布陣変更 Wボランチ安井&郷家に指揮官は「うまくやってくれた」
「アジアCL・1次リーグ、神戸5-1ジョホール・ダルル・タクジム」(12日、ノエビアスタジアム神戸)
各地で1次リーグ第1戦が行われ、G組の神戸は本拠地でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に5-1で大勝した。天皇杯覇者で初出場の神戸はFW小川慶治朗(27)のハットトリックなど大量5得点でマレーシア王者を圧倒し、歴史的なACL初勝利を挙げた。
MF山口蛍(28)が発熱のため欠場した。フィンク監督は試合後の会見で「(山口)蛍は昨日熱を出した。熱は下がったが大事を取った」と説明した。
中盤の要を欠いたことで布陣変更を余儀なくされた。当初は外国人枠の関係で登録外となったMFサンペールに代わって、守備力の高い山口がアンカーの位置に入る予定だったが、山口の欠場によって急きょ布陣4-2-3-1に組み替えたという。
ダブルボランチに入ったのは21歳のMF安井拓也と20歳のMF郷家友太だった。期待の若手2人は豊富な運動量と堅実なプレーで奮闘。フィンク監督は「代わりに出た選手たちが上手くやってくれた。システムを変えてもやれる自信がついた」と手応えを強調し、小川も「安井がすごくハードワークして『チームを引っ張るんだ』という強い気持ちを感じた」と若手ボランチを称えた。