サッカーJ2の東京Vは10日、神奈川のクラブハウスで会見を行い、同クラブで現役時代プレーをした元日本代表のラモス瑠偉氏(63)がチームダイレクター(TD)に就任することを発表した。
昨季からチームアドバイザーを務めていたが「あまり役に立てなかった」と振り返った。昨年12月に羽生英之社長から「もう少し力になってほしい」と誘われ、迷わず引き受けた。「このクラブを誰よりも愛している」と笑顔で意気込んだラモス氏は「いくらヴェルディのサッカーをやってもDNAを忘れている」と熱い気持ちがあふれた。
クラブによると、チーム編成や強化について、直接的な人事権は持たず、アドバイスをする立場になるという。また、練習も週に2、3回は見守るというが、現場の監督やコーチの頭越しに選手を指導するようなことはしないとした。
現在の若手選手には、とても技術があるとした上で足りない部分を指摘した。「練習からもっと戦わないと。俺はカズやビスマルクと練習から削りあっていた」とヴェルディ川崎の黄金時代を引き合いに出し、馴れ合いでは強くなれないことを語った。
ラモスTDは「立て直すのではなく、魅力あるサッカーを」と2008年以降、J1の舞台から遠ざかっているチームの巻き返しを支える覚悟だ。