Ｊ１浦和は１２日、さいたま市内で新強化体制記者会見を開き、３年後の優勝を明確な目標に据えた。会見には新設されたフットボール本部の戸苅淳本部長（５１）、土田尚史スポーツダイレクター（ＳＤ＝５２）、西野努テクニカルダイレクター（ＴＤ＝４８）が出席した。

　３年計画で浦和を常勝軍団に変革させる。これまでの一貫性のない強化体制を猛省し、攻撃サッカーを恒久的なチーム指針とすることを確認。土田ＳＤは来季はＦＷとセンターバックを補強して「ＡＣＬ出場、得失点差プラス２桁が目標」と掲げ、「２２年には優勝」と宣言した。

　従来はＧＭが経営面を含む全権を掌握していたが戸苅本部長は「新設するＳＤはトップチームに特化してみることになる」と説明。また、選手の能力を数値化したシステムも導入。西野ＴＤは「サイエンスを導入して継続可能なチームコンセプトを考えていきたい」と話す。浦和が本気で変わろうとしている。