J1浦和が大槻毅監督の続投を発表 立花社長「チームコンセプトを良く理解」

 J1浦和が8日、大槻毅(おおつき・つよし)監督(47)が来季も続投すると発表した。

 昨季途中には堀孝史氏の後を受け暫定監督を務めていた同氏。オズワルド・オリベイラ前監督の解任に伴い、今季は5月から正式に監督に就任したが、リーグ戦は14位。プレーオフにまわる16位湘南とは勝ち点差が1しかないという事態まで追い込まれた。ACLでは決勝に進出し、3度目の優勝を目指したがアルヒラル(サウジアラビア)に敗れた。

 立花洋一社長は今季を「結果として、ACLでは準優勝、リーグ戦では、第14位と、当初目標としたJリーグとACLの2冠は達成出来ませんでした。リーグ戦の結果につきましては、国内外の連戦が続く中、チームづくりや準備に十分な時間がなかったことも要因の一つであり、クラブとして責任を痛感しております」と振り返った。

 その上で、「2020シーズンは、浦和レッズがめざすサッカーのコンセプトを明確に描き、実践するために、トップチームに特化したSD(スポーツダイレクター)・TD(テクニカルダイレクター)体制を構築し、強いリーダーシップのもと、監督・スタッフの任命を行うことにしました」と説明。「選手理念にも掲げている『浦和を背負う責任』と、チームコンセプトを良く理解した大槻監督に引き続き担ってもらいます」とした。

 土田尚史SDは「来シーズンに向け、浦和レッズが目指すべきことや、今シーズンの課題とその改善策について、大槻監督と話し合いを行って参りました。その中の重点項目の一つは、チームに『浦和を背負う責任』を植え付けることです」とし、「『浦和を背負う責任』とは何たるかを理解し、体現出来るチームにすることです。その点において大槻監督は、ユース年代の指導時から『浦和』にかかわり、『浦和を背負う責任』を熟知しています」と、来季も監督を任せる理由をつづっている。

 また、「もう一つは、『個の能力を最大限に発揮すること』『前向きに、積極的に、情熱的に戦うこと』『攻守に切れ目なく、常にゴールを奪うためのプレーを展開すること』というチームコンセプトを明確にし、短期ばかりでなく、中長期的にチームを成長させていくことです。このコンセプトによるチーム作りのスタートにあたり、大槻監督にはその資質があると確信しました」としている。

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