「Ｊ１参入プレーオフ・２回戦、徳島１－０山形」（８日、鳴門ポカリスエットスタジアム）

　Ｊ２で４位の徳島が同６位の山形を１－０で下して、入れ替え戦に相当する決定戦へ進出した。１４日にＪ１で１６位の湘南と、アウェーのＳｈｏｎａｎＢＭＷスタジアム平塚で対戦する。徳島は後半８分に先制し、堅い防御で得点を許さなかった。

　徳島が６年ぶりのＪ１昇格へ王手をかけた。後半８分、ＤＦ田向からパスを受けたＦＷ野村直輝（２８）が、相手ＤＦラインの裏へスルーパス。抜け出したＦＷ河田篤秀（２７）がループシュートでネットを揺らした。

　華麗な決勝ゴールをアシストした野村は「狙い通りの試合展開。チーム全員で戦えた」と胸を張る。昨季まで５年間在籍した横浜ＦＣが今季２位でＪ１自動昇格を決めた。「少しうらやましさはあるけど、おめでとうという気持ちの方が強い」。古巣に刺激を受けて昇格を目指す。

　１４日の決定戦は敵地で湘南と戦う。規定により引き分けでは昇格できないため、勝つしかない。「自分たちはチャレンジャー。徳島の攻撃的なサッカーを見せつけるだけ」と野村。攻めの姿勢を貫き、夢をつかむ。